2005年09月21日 (水) | 編集 |

今月初旬に民間教育臨調(『日本の教育改革』有識者懇談会)の家庭教育部会の研究報告をまとめたシリーズ本として出版されました。
一昨日の産経新聞(東京本社版)に母性や社会の在り方考える『家庭教育の再生』出版という短い紹介記事が載っていました。
▼▼▼引用▼▼▼
日本の伝統・文化を尊重した教育改革に取り組む「民間教育臨調」(会長・西澤潤一首都大学東京学長)家庭教育部会の提言が『家庭教育の再生』(学事出版)として刊行された。
林道義・元東京女子大教授が編著者となり、精神科医の和田秀樹氏▽性教育や家庭科教科書の偏向に詳しい高橋史朗明星大教授▽母性を重視した育児に取り組む長田安司共励保育園理事長、菅原久子江戸川双葉幼稚園園長▽ジェンダーフリーの問題点を追及するジャーナリストの岡本明子さん−らが執筆している。
母性に関する記述が充実しているほか、家庭教育を支える国や社会の在り方についても詳述している。
▲▲▲終了▲▲▲
親学や感性教育の第一人者、高橋史朗先生や魂のジャーナリスト、岡本明子さんも執筆者の一人にお名前が。
内容は難い専門用語も多いのですが、最後まで読んでみると家庭における教育をいろんな角度から具体的に取り上げていて面白かったです。
たとえばいま流行の食育。
あのゆかりタンもいってるアレです。
日本の伝統的な食事はじつは世界の中でも理想的な食事なのです。
ごはんや味噌汁、お漬物という日本食はヘルシーな食事ということで海外でも注目されてますよね。
1977年にアメリカ上院の特別委員会が出したレポートは現代病の原因はバランスの崩れた「食」によるもので、不登校や家庭内・校内暴力を生み出していると指摘しています。
そういえば最近、シュワルツェネッガーカリフォルニア州知事が州内の高校で炭酸飲料を売ることを禁止するとかいっていましたね。
アメリカでは学食はカフェテリア形式が殆どで、コカコーラとかスナック菓子といったジャンクフードが好まれる傾向にあるようで、それは日本も同じで、化学的につくられた甘味料などを多く含んだジャンクフードやファーストフードなど外食は肥満の原因だけでなく、味覚音痴の子どもを生み出し、脳の未発達につながります。
人間は世界や環境を、大脳新皮質での思考よりも先に感覚で捉えるそうです。口は世界を認知する入り口なんですよ。
知ってました?
食べる=咀嚼するという行為は脳をフルに使う作業で、そのことによって脳の発達を促し、心の安定にもつながっているということです。
それから「咀嚼する」ことによって分泌される唾液には、心身を健康にさせる効能がいっぱいあるそうです。
お米を日本人が食べなくなったのは、戦後アメリカから小麦がどどーと輸入されてパン食が広まったためですが、それによって日本人の心までが変えられてしまったとしたら??
幼い頃からインスタントラーメンやらマクドナルドのハンバーガーを食べていると、それは本能的なものに訴えるものだから、記憶に残らず、「母親の味」を知らないまま育ってしまいます。それは大変不幸なことではないでしょうか。
孤食の問題も深刻だと思います。一人部屋で食べてたらどんなに豪華な食事でもやっぱりおいしく感じられません。
なめ猫は学生でお金がないから、学食やパンなどで手軽に済ませることが多いので、無関係ではないと思います。お弁当をつくったにしても、朝忙しいので冷凍食品をチンしておべんと箱にいそいそとつめて終わりです。それも味気なく思うことがあるんですよね。
食事って人間の心を豊かにしてくれる大切なものです。
数年前からスローフードが注目されるようになったのは、お金さえ出せばなんでも食べられるようになった反面、じつはもっとも貧しい食の現実に対する見直しが起こっていると思います。
毎日でなくとも週に一回、家族みんなでいろいろ話しながら一緒に食事をとることを習慣づけてみたら随分違うと思います。
もう一度自分の食事を見直してみてはどうでしょうか?
また、食だけでなく言語習得においても母親の果たす役割は大です。
お母さんの言葉がけによって言語中枢を形成していきます。
周囲の言葉かけが社会性を身につけることにつながるわけですが、なかでもお母さんが赤ちゃんと目をあわせながら、わが子に言葉をかけることによって記号の伝達ではなく、心のつながりを確認していくのです。
街を歩いているとお母さんとまだ幼い子どもが連れ立って歩いている姿をよく見かけますね。
親子の楽しげな会話のなかにじつは心の発達にとって大事なメッセージが含まれているのです。
食育とも関連するのですが、赤ちゃんは、お母さんのおっばいを口全体に含んで、絞り出すように力いっぱい吸うそうです。この赤ちゃんの吸啜運動によって、お母さんには愛情ホルモンが分泌され、赤ちゃんはもっと愛されるようになるのです。
山口県の光市が「おっぱい都市宣言」をしていますが、母乳育児の推進を進めていくことが重要だと思います。
やっぱりお母さんの存在って大きいんですよ。
母性はないとか言う人がいますが、子どもはお母さんのお腹の中にいるときからずっとつながってるんです。母性神話とか言う人は親と子の絆を分断したい革命家だとなめ猫は断言します。
最近、目をあわせない赤ちゃんが多いとかいうのはそういう外的な要因も影響しているような気がします。コンビニ保育なんてトンでもありません。
『家庭教育の再生』には、ジェンダーフリーの問題や性教育、さらには家庭育児を重視した労働政策の提言など家庭教育に関わる諸問題を網羅しています。お子さんのいらっしゃる方や教師志望の学生はもちろん、家庭教育やフェミニズム問題を考えたい皆さんにご一読をおススメします♪
オンライン書店ビーケーワンで紹介しました。
オンライン書店ビーケーワン:家庭教育の再生
ところで、桜日和さんところで「まれじゃないバカ女たち」(笑)というのが取り上げられていました。
そのなかで別冊宝島Realの『まれに見るバカ女』の続編、『まれに見るバカ女との戦い』を紹介しておられました。
『まれに見るバカ女との戦い』はフェミニズム問題を中心に、先ほど紹介した岡本明子さんと埼玉大学教授の長谷川三千子先生の特別対談や堂本千葉県知事のジェンダーフリー行政のことや朝日・NHK問題で一躍有名?になったバウネット・ジャパンの抗議文などが収録されてます。
『まれに見るバカ女との戦い』は既に文庫本になっています。

少々値がはっていたRealに比べ、お小遣いで買える金額となり、内容的にジェンダーフリーやフェミニストの矛盾をついています。
読み応え十分なので、まだご覧になられてない皆さま、書店へGO!
※『祖国と青年』10月号に書評が掲載されています。
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