教育・人権問題を中心に政治、芸能、スポーツまで広く考えていきます
 NANA
2005年09月24日 (土) | 編集 |
NANA


昨日夜、福岡のシネコンAMCキャナルシティ13で「NANA」観てきました。連休初日の夜なのに意外にお客さん少なかったです。

矢沢あいの原作読んでないのでわりと素直に観れたのですが、続編も決定してて、5巻までの内容だったからか、ラストが中途半端でちょっと物足りない感じ。

中島美嘉が演じるナナは男受けを狙ってるという雰囲気ではなくて、言葉遣いは乱暴で、突っ張ってるんだけれどもじつはすごく女の子らしいということがそのギャップが引き立てていると思いました。

一方、もう一人のナナ「小松奈々」(ハチ)は可愛い系の子なのだけどあまえんぼさんで自分をみてみて、相手してよという感じだったので、とうとう彼氏が愛想つかしてバイト先の同じ美大生と関係をもってしまったところはなんか同情してしまった(;´Д`)

ただ、恋愛だけではないと思うけれど、恋愛の場合とくに二人のなかで思いや夢や価値観の共有がなければ続いていかないわけで、一方的な思いだけではいつか破綻してしまうことがしっかり描かれていた。ここらへんはリアルに感じられて心にとまりました。

キャラクター的にまったく対照的な2人が出会ったのは上の写真にある東京に向かう新幹線の中。偶然にも探していた部屋が一緒で共同生活を始めるときの共同生活なんて面倒ですよという不動産屋へのナナの一言は効いた。

「おめえはさびしい奴だな」

ライヴシーンは鳥肌モノ!!凄い迫力あった。ナナが携帯をマイクがわりに歌うシーンもよかった。

主題歌でもあるGRAMOROUS SKYはHYDE作曲なだけあって、やっぱりラルクっぽい。

そうそう。バンドのドラマーやってる弁護士のヤスがキャラ立ってて、スーツにグラサン、スキンヘッド姿は強烈(笑)なのに、すごく寡黙で渋かった。

でも、地元のバンド仲間だったレンに「ナナは俺がもらう」と告げたとき口に出さない思いを心のうちに秘めているんだなと気がついて、切なくなりましたです。

ハチの彼氏章司を好きになった幸子が階段でこけて終電に乗り遅れたとき、わざとやったのといっていたけど、男だったらそれをどう受け止めるか考えるだろう。たとえ相手に彼、彼女がいても好きになるのは自由だし、それを止めることはできないんだから、一度は逡巡しても最終的には選ぶことになってしまう。

幸子はぶりっ子してるような声してて、ハチと比較したら化粧っ気もない地味な感じ。なめ猫的に好みではなかったけど、そのいじらしさに男として観ててぐっとくるものはやっぱりありました。理性とかなんとかいったってとめられないんですよね。人を好きになることは。

でも、章司は女の子にはすごく悪者というか嫌な奴という捉えられ方をしているようで、なんか気の毒になってしまいます。

ついでに書くと道徳的なことでいったら不倫とか二股かけるというのはよくないこととされるのですが、反面そのことを通して人生における複雑さを身をもって知るという部分もあるように思うのです。混濁のなかに美を見出すというか・・・

さて、ナナが地元で活動していたときつきあっていたギタリストのレンとの再会はすごくドラマティックでした。

ライブ会場で最前列の席でハチと観ていたナナにレンが気がつくそぶりを見せなかったのはやっぱりどうしたらよいか迷ってしまったからで、携帯に連絡を入れて、再会したシーンは思わず息をのんでしまいました。それまでひそひそ話したり食べたりしてた周りの人たちも見入ってしまっていました。

エレベーターホールで抱き合う姿には思わず涙が出てしまった。

2人でバラの花びらを入れたお風呂に入りながらいつもつっぱってるナナが氷が解けたように素直になってました。

誰も入ることのできない2人だけの世界。

ここが一番感動的でしたねえ。

中島美嘉というと「雪の華」や「桜色舞うころ」の印象が強かったのでナナのキャラクターである男っぽさにたじろいでしまったのですが、じつはそのことが後半見られた女性らしさを引き立てている。

ファッションもチェック柄のミニのタイトスカートだったりフェミニンなカッコでした。

ナナが演じている強い女、カッコいい女というのは椎名林檎や倖田來未にも共通するところだと思います。男ウケするのを求めていない、媚びないところが同性の共感を得ているのかもしれませんね。

肩に力入れないで楽しめる作品でした。

次は何を観に行こうかな(llllll´▽`llllll)

人気blogランキングへ