2006年03月29日 (水) | 編集 |
産経新聞のWEB版に今日発表された来春から使用される高校の教科書の検定結果について記事が載っていた。
竹島・尖閣問題やジェンダー問題で正確な記述を求める検定意見がついた一方、南京事件で20万人以上が虐殺されたという説がフリーパスで堂々と登場したというから驚く。
http://www.sankei.co.jp/news/060329/sha097.htm
実際にそれらの教科書を読んでみようと思うが、自分の高校時代を振り返ると公民分野の「現代社会」では人権問題が大きく扱われた教科書で勉強していたし、拉致問題は一切習わなかった。
いまの教科書には北朝鮮による拉致事件が教科書に載り、今回の検定では竹島について、「政治経済」で全6種類、「現代社会」で12種類中、8種類でとりあげているというし、わが国固有の領土であることを明確に記述することを求めたというから時代も変わったと思う。
拉致問題についてはいまだ解決していないことを強調する検定意見がついたそうである。「北朝鮮から帰国した拉致被害者たち」とのキャプションに「誤解を招く表現」と指摘し、「しかし、まだ拉致被害者全員の帰国は実現していません」と追加されている。
あのジェンダーについても、現代社会や家庭科などで扱われているが、「男らしさ・女らしさ」の否定ととられる記述に検定意見がつき、「現代社会」で一部残っていたジェンダーフリーはすべて排除されたようである。
30日の毎日新聞朝刊にそれを批判する記事が載りました。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20060330k0000m040035000c.html
しかし、ジェンダーフリーが排除されたからといって手放しで喜べないと「川崎市の教育を考える会」のBruckner05氏はいう。
なるほど。昨日の段階で評価できると書いたが、Bruckner05氏指摘のように問題はジェンダーフリーという言葉でなく概念や思想にあるわけだから、改善されたどころか、巧妙になっただけという見方はその通りだと思う。
それから、相変わらず自虐史観に基づいた誤った事実認識のままの記述もあり、強制連行という言葉もそのままになっている。大学入試センター試験の偏向ぶりが問題視されているが、高校の教科書記述も改善していかなければ、試験問題を作成するセンターや大学教官の頭を切り替えさせるのは難しいように思う。
強制連行という言葉は政治的メッセージが隠されていることを教科書調査官はどこまで理解しているのだろうか。
幸い福岡県では明成社が出している『最新日本史』を使う学校が年々増えてきている。しかし全体の数の中では微々たる数字に過ぎない。やはり教科書全体が偏向した内容や事実と異なる内容から正常化していかない限り難しいものがある。
教科書全体の内容が改善されていくことは歓迎しているので、教科書検定にあたって近隣諸国条項にとらわれない歴史認識をもって改善してほしいと願っている。
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竹島・尖閣問題やジェンダー問題で正確な記述を求める検定意見がついた一方、南京事件で20万人以上が虐殺されたという説がフリーパスで堂々と登場したというから驚く。
http://www.sankei.co.jp/news/060329/sha097.htm
実際にそれらの教科書を読んでみようと思うが、自分の高校時代を振り返ると公民分野の「現代社会」では人権問題が大きく扱われた教科書で勉強していたし、拉致問題は一切習わなかった。
いまの教科書には北朝鮮による拉致事件が教科書に載り、今回の検定では竹島について、「政治経済」で全6種類、「現代社会」で12種類中、8種類でとりあげているというし、わが国固有の領土であることを明確に記述することを求めたというから時代も変わったと思う。
拉致問題についてはいまだ解決していないことを強調する検定意見がついたそうである。「北朝鮮から帰国した拉致被害者たち」とのキャプションに「誤解を招く表現」と指摘し、「しかし、まだ拉致被害者全員の帰国は実現していません」と追加されている。
あのジェンダーについても、現代社会や家庭科などで扱われているが、「男らしさ・女らしさ」の否定ととられる記述に検定意見がつき、「現代社会」で一部残っていたジェンダーフリーはすべて排除されたようである。
30日の毎日新聞朝刊にそれを批判する記事が載りました。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20060330k0000m040035000c.html
しかし、ジェンダーフリーが排除されたからといって手放しで喜べないと「川崎市の教育を考える会」のBruckner05氏はいう。
「ジェンダーに縛られない」「ジェンダーにとらわれるな」は「男性と女性の区別をなくするんだ、男性と女性を画一的に扱うんだ、画一的に男性と女性の違いを一切排除しよう」という意味合いであり、坂東答弁に代表される政府見解に抵触する、あってはならない表現である。
また、ジェンダーが中立概念であるなら、中立的ジェンダーに「縛られるな」とか「とらわれるな」と言うことはできない。ジェンダーが悪しきものだから「縛られるな」「とらわれるな」という言い方が出てくるのだ。
結局、文科省の検定は、ジェンダーフリーを是正しようという意図が全くない、ごまかしの検定である。
いや、もっと直截に言えば、政府の統一見解も、基本計画改定の際の見解も、保守派を黙らせるためのごまかしという面を持つのである。
「ごまかし」は言いすぎかもしれない。しかし、少なくとも政府は、そこで披瀝した是正見解をその如くに周知徹底する意欲は持たないと言ってよい。
周知徹底する意欲があるならば、「ジェンダーに縛られない」などという表現が、検定を通過するはずがないのだ。
なるほど。昨日の段階で評価できると書いたが、Bruckner05氏指摘のように問題はジェンダーフリーという言葉でなく概念や思想にあるわけだから、改善されたどころか、巧妙になっただけという見方はその通りだと思う。
それから、相変わらず自虐史観に基づいた誤った事実認識のままの記述もあり、強制連行という言葉もそのままになっている。大学入試センター試験の偏向ぶりが問題視されているが、高校の教科書記述も改善していかなければ、試験問題を作成するセンターや大学教官の頭を切り替えさせるのは難しいように思う。
強制連行という言葉は政治的メッセージが隠されていることを教科書調査官はどこまで理解しているのだろうか。
幸い福岡県では明成社が出している『最新日本史』を使う学校が年々増えてきている。しかし全体の数の中では微々たる数字に過ぎない。やはり教科書全体が偏向した内容や事実と異なる内容から正常化していかない限り難しいものがある。
教科書全体の内容が改善されていくことは歓迎しているので、教科書検定にあたって近隣諸国条項にとらわれない歴史認識をもって改善してほしいと願っている。
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