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 これでいじめは発見できるだろうか?--福岡県教委の市町村への通知
2006年10月27日 (金) | 編集 |
 今日、午後7時半からNHKの九州ローカルで筑前町のいじめ自殺事件を特集するというので、見てみました。

 音声を変えて三輪中学校の生徒が証言していましたが、いじめはあったとその具体的な様子を語っていました。

 「ウザイ」などといい、毎日複数で取り囲んでいたといいます。

 この光景は、まるでどこかの団体の糾弾会とそっくりに思えるのは私だけでしょうか。

 いまだに県教委も町教委も「調査中」と称して認めようとはしません。

 先日、山谷補佐官・小渕政務官などが現地調査に福岡入りされたその日に県教委が開示請求を約束した県教委の市町村教委に対する通知や「朝ズバッ」でみのもんた氏が痛烈に批判したいじめ早期発見のチェックリストを開示していただきました。

 で、画像はその通知です。

 県教委いじめ問題への対応通知1


 いじめチェックリストの一部です。
 学校で多くいじめが起こる給食時間についてどう対応するか纏めた部分です。

いじめチェックリスト


 チェックリストから一部児童生徒を見るポイントは次のような項目を挙げています。

■敬遠しがちなメニューを特定の児童生徒に盛り付ける

■特定の児童生徒への配り忘れ(意図的)がよくある

■特定の児童生徒が配膳をすると周りの子が受け取ろうとしない。

■食器の中に、異物が入れられていることがよくある。

■セルフサービスの給食で、順番に並ぶ時、特定の児童生徒のそばに並びたがらない。

■グループ(班)を作って会食する際、特定の児童生徒の机だけが他の子の机から少し離されていたり、ぽつんと離されていたりしている。

■特定の児童生徒だけが一人で食器を片付けさせられている。

 これらのことは現実にあることですが、こういう状況をしっかり教師が把握しているとは思えません。小学校はある程度、クラスに目が届くとしても、多くの方も経験があると思いますが、中学校になると休み時間や給食時間、昼休みに先生が教室に居ないことが多いです。

 いじめはそれとは分からないように巧妙にやるもので、ある種の空気・雰囲気を敏感に察知することができることは、どの先生に大しても求められるスキルだと思います。

 学校の先生はクラス経営だけでなく教務とか職員室で行ういろいろな業務が多いことは事実ですが、子供たちの動きにセンシティブであってほしいです。

 チェックリストは平成7年9月に県教委が出した「いじめ早期発見・指導の手引」の別添の文書で、その当時、いじめによる中学生の自殺が続発していました。

 そのときの教訓は結局生かされなかったわけです。

 せっかくのチェックリストも生かすのは人間である先生です。問題が起きたときの議会マスコミ対策の文書ではなく、生徒指導に生かして下さい。

 ところが、こういう状況の中、日教組は左翼政治闘争を今も行っています。

 これだけ現場でいろいろな問題が噴出するとき、国会前に座り込むとか政治運動なんぞに励む余裕などないはずです。

 日教組、教育基本法改正阻止へ「非常事態宣言」

 国会で審議が再開された教育基本法の改正案をめぐり、日教組は26日、「戦後民主教育の否定、憲法改悪へとつながる」として、改正案の可決阻止に向けた「非常事態宣言」をした。夕方からは、東京・日比谷で約8500人(主催者発表)が参加して集会を開き、国会にデモ行進をした。全国の組合員に対しても、勤務時間外での抗議活動などを求めている。

 日教組が「非常事態宣言」をしたのは、75年に主任制の導入をめぐって行って以来、31年ぶり。


 日教組が非常事態宣言を出したことは、いくつかのブログでも取り上げられていましたが、あえて見出しをつけて当ブログで取り上げることではないと判断しました。

 それよりも大事な問題があるからです。

 デモ行進に8000人も参加するとか、勤務時間外の反対行動を指令するなど、彼らは全く子供たちの方を向こうとはしていません。

 日教組のような政治団体ではない健全な教職員団体が全国に広がってほしいと思います。

 福岡のいじめによる自殺が起きたとき、当時の教育長と各教職員組合がトップ会談を行い、これまでの対立状態が学校運営に悪影響を与えてきたことを反省したいと報じられていました。

 今はかつての激しい対立は表面から消えたものの、のらりくらりでやり過ごそうというぬるま湯体質になっています。

 一番、外部の評価を入れるべきなのは聖域とされてきた学校と教育委員会であるように感じています。

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