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 福岡県議会文教委員会を傍聴しました--相次いだ委員からの批判
2006年10月31日 (火) | 編集 |
 昨日、福岡県議会文教委員会を傍聴して参りました。予定の午後1時を1時間も過ぎての開会となりました。

 部屋に入室すると議員席のすぐ横に囲むようにテレビカメラと集音のマイクが並び、傍聴席には教育長以下県教委幹部がずらり。私は新聞社の方の後ろに座りました。

 開会までの数分間は慌しく、部屋への出入りがあり、通常の文教委員会とは違う張り詰めたものを感じました。

 文教委員会の概要は今朝の新聞各紙で記事になっていましたが、ネットでは毎日新聞がみつかったので御紹介します。

筑前町の中2自殺:いじめ真相究明へ批判続出--県議会文教委
 
 県議会の文教委員会が30日開かれ、筑前町立三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、県教委がこれまでの調査結果を報告した。発生から20日近くたつが、依然として「調査中」などあいまいな答弁が目立つ県教委に対し、真相究明を求める批判が相次いだ。

 男子生徒の元担任の言動について、県議からは「教師が加担していたことが何よりも問題だ」などの指摘が出た。元担任の言動といじめの因果関係について「調査中」と繰り返す県教委に対して、県議たちは「学校や教師が素直に正直に話すしかない」と、学校側への指導を強く求めた。

 また学校側が実施した2回のアンケートについても「遺族の要望から外れた内容、実施方法となっており、これでは真相究明ではなく隠ぺいだ」との強い意見もあった。

 いじめの相談を受けているという県議は「もっと弾力的に学校を転校できるようなシステムにすべきだ」と注文を付けた。このほか、県教委の教員研修や評価制度の見直しを求める声も上がった。

 これらに対し、森山良一教育長は「いじめは必ず起きる問題という前提に立ち、早期発見に努めていきたい。(いじめを受けている生徒が)先生やカウンセラーに相談したことが分かれば『チクリ』と言われかねない状況があるかもしれない。そのため、生徒がいじめを訴えられるような取り組みを考えていきたい」と述べた。


 以下メモをもとに御報告しますが、一言で言えば県教委への糾弾会でした。

 森山教育長の謝罪から始まり、いじめ自殺と高校の未履修問題について「県民に心からお詫び申し上げたい」といわれました。

 しかし、何をいまさらとの思いが強かったです。

 それは馳浩議員のホームページで先日の小渕政務官の福岡入りについて驚くべきことが書いてあったからでした。

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 伊吹大臣の指令により、福岡県筑前町の教委に出向き、いじめ自殺問題の現地聞き取り調査に入る前に、弔問をしたいと小渕政務官が、人間として当たり前の行為を現地福岡県教育委員会にお願いしたときに、だ。

 なんと、
 「関知しません!」と、突き放され、被害者の自宅の電話番号も教えてもらえず、「勝手にどうぞ!」とやられてしまったのだ。
 びっくりした小渕さんは、決して叱らずに、
 「じゃあ、私が直接弔問のお願いの電話を入れますから、電話番号だけでも教えてください!」
 と、頼み込んで、ようやく夜になって電話番号だけ教えてもらったそうなのである。

 ・・・その間、文部科学省の小渕政務官の部下でもある初等中等教育局の担当官も、弔問をしたいと願う小渕さんの意向に「なんでまた?」とばかりに迷惑そうにおろおろするばかり。
 悲しい気持ちになった小渕さんから、
 「私、何かおかしいことでも言いましたかね?」
 と、連絡があり、
 「いや、あんたはまともや! 弔問させていただきたいというのは人としてあたりまえですよ。そりゃ、おかしいのは現地の教育委員会や文部科学省の部下でしょう。とにかく、小渕先生自身でご自宅に電話して、お父さんお母さんの了解を得てみれば!」
 と、激励した。

 夜九時過ぎになり、ようやく電話番号がわかり、小渕さんは直接弔問にうかがいたいことを連絡し、了解を得て、手を合わせてくることになったのだが。
 その小渕さんが、昨日、県教委での事情聴取終了後、筑前町の自宅弔問に向かおうとしたら、なんと、
 「関知しません!」
 と、いっていたはずの福岡県教育長が、
  「私も行っていいですか? 弔問に!」
 と、いけしゃあしゃあとついて来たそうなのだ。

 え!と、びっくりした小渕政務官が、
 「・・・い、いいですけれど、どうしていっしょに来られるんですか?」
 と、聞くと、
 「・・・政務官が行かれますから、教育長としてお供します!

「じゃあ、こういうときは、普段は教育長は弔問しないんですか?」
 
「いつもは弔問しません!」

 ・・・というやりとりだったとか。

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 このようなやり取りが明らかになっているのに、お詫び申し上げたいなどとよくもしゃーしゃーといえたものです。

 続いて、城戸高校教育課長の報告と村尾義務教育課長の報告と続き、村尾課長からは経過報告がなされました。

 今後の取り組みとして、手引きの改訂や家庭用のいじめ発見チェックリストの作成、新たな取り組みの検討などが発表されました。

 議員との質疑に入ると、各議員から厳しい指摘が相次ぎました。

 保守系会派のある議員は「教師の中にもいじめがある」と鋭い指摘をしていました。

 学校評議員制度も全く機能しておらず、10年前の城島町の事件が教訓として生かされなかったことも明らかとなりました。

 「いじめ早期発見チェックリストは活用されていたのか」との問いに対して「三輪中では活用されていなかった」と認めていました。

 議員も「活用もされていないのでは改訂する以前の問題」と怒りを露にしていました。

 続いて福教組出身の民主系議員は「パワーハラスメントがあったんじゃないか」といっていましたが、それは逆じゃないかと思いました。

 さらにこの議員は「いじめがあるときは転学できるが、学校側がいじめを認めないとできないシステムになっている」と指摘し、高校も含め自主退学者がいることを問題と主張していました。

 管理職によるパワーハラスメントどころか義務制ではまだ組合に加入しない教師へのいじめや管理職攻撃はなくなっていません。

 長老の自民党議員からの「解決の事例がほしい」との要望に、教育長は「いじめを許さない子供を育てる」といっていましたが、これまで福岡県は人権教育や平和教育に力を入れてきました。

 それは一体なんだったのでしょう。

 地元が選挙区の議員からは「核心に手をつっこみ、思い切って市教委サイドに指導する。お茶を濁すようなことではいかん」と強く迫る声があがり、「受験を控えた中学3年への影響」を懸念する意見が出されました。

 義務教育課長は議員からの「報告書の調査内容は間違いはないのか」「次回の委員会で+αの新しい事実が判明するのか」との確認に対して、言葉を詰まらせ「あの・・その」を繰り返し、他の議員を含めた念押しでようやく「次の委員会では新しい報告ができると思います」と答弁しました。

 聞いてきて県側の官僚的な答弁にイライラしましたし、それはマスコミの方や他の傍聴者も同じだったと思います。

 委員会外の議員からの発言要求で、共産党の県議が「隠蔽体質」を批判し、アンケートの不十分さ、問題の教師が教育センターで長期研修を受けていた事実を指摘していましたが、何度も委員長から「委員会での議論を踏まえての質問でお願いします」と注意を受けていました。

 民主的云々は別として厳しい指摘はそのとおりで、県教委はまともに答えられない姿が明らかになっていました。

 今回の事件は市町村に任せてきた教育行政の問題という側面が強く、あまりに県教委の対応がひどいため、いつにない厳しい発言が飛び交いました。

 しかし、そのときだけ頭を下げていれば終わるなどと思っているとしたら、また同様の事件が起こります。とくに市町村任せにするのは絶対によくありません。

 教育基本法の改正審議が再開されましたが、地方分権というのはかえって無責任状態になっている状況を見ると、国の指導・監督権限が末端にいけばいくほどないがしろにされることが多くの国民にも理解されだした今、教育行政の全面的な見直しをしっかり議論してほしいです。

 今朝の産経で森元首相が日教組・自治労との対決を訴えていましたが、癒着構造になっている地方教育行政の正常化は急務だと思います。

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