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 人権教育より道徳教育を
2006年03月24日 (金) | 編集 |
 福岡県の教育現場は全国的に見てかなり正常化が進んでいます。

 しかし、それも完全とはいえず、小中学校では主任制が有名無実化していたり、偏向した教育が行われている学校も少なくありません(産経新聞『教育再興』)。

 たとえば人権・同和教育の内容が問題視されています。

 不当な差別、いわれのない差別は絶対許されませんが、教育現場では運動団体の理論がそのまま教材化されている実態が少なからずあります。

 いくつかの市町村において情報公開請求を出し、開示された指導案や指導計画をみると、依然として狭山学習や結果の平等を求める内容が盛り込まれています。

 筑後地区のある小学校においては、6年生の人権学習において「世の中のおかしなことについて考えよう」というテーマで、被差別の立場におかれた御婆ちゃんが文字を奪われ、病院にいっても問診表の意味がわからないという内容をプリントとして配布し、差別の現実を考えるという授業が行われています。

 その際、プリントだけではなく、「解放の父」と呼ばれている初代部落解放同盟委員長の松本冶一郎氏と狭山事件の石川一雄氏の写真を掲示し、文字が読めない状況はどういうことか体験しようということで、ハングル文字の問診表を配布し、児童に記入させるという実践が行われています。

 日本語の基礎もできていない子供たちに、文字が読めないとはどういうことかハングル文字を書かせる体験を行うことで、人権尊重の心が育つものとは思えません。

 差別をなくす教育として始まった人権・同和教育ですが、果たしてこのような教育で差別をなくしていくことができるのでしょうか。

 狭山事件については最高裁で判決が出ており、現在も運動団体などが冤罪だとして抗告中の事案で、その教育現場での扱いはよほど慎重でなければいけないものです。

 福岡県教育委員会は平成2年に文部省からこの狭山事件の教材化について強い是正指導を受けています。

 ところが地対協答申にある「中立性」について国と方針が違うとして、指導文書として県は取り扱わず、市町村教育委員会(地教行法における地教委)も同様の姿勢を示しています。しかも「確認・糾弾」の教育的効果まで否定できないと容認しています。

 そのことに対して共産党系の同和運動団体である全国部落解放運動連合会(現在の全国地域人権連)が県同教裁判という形で一石を投じ、教員の民間団体への研修名目での派遣は違法であると、判決が出て、県教委は県同教への教員の派遣を中止しました。

 しかし、現在も市町村同教・同研に対する派遣は形を変えて続いており、久留米市では保守系議員の指摘により、補助金の打ち切りまで検討される状況でした。

 また運動体との学習会も行われており、多くの教職員・PTA関係者が参加していることがわかっています。

 人権教育は熱心に取り組まれている一方で、文部科学省が出している道徳教育副読本「心のノート」は現場では殆ど活用されていません。県教委に提出する調査票を開示請求してみると、殆どの項目に×がつけられています。心のノートの活用は総合学習や朝の会なども含めた全教科・全領域で使用が可能にもかかわらず、殆どの学校で道徳で一部使っただけになっていました。

 国税を投じて作成された道徳教育の副読本が使われていないのは由々しきことです。

 今年の2月定例県議会でも再度、自民党県議団はこの問題について取り上げています。

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3月1日(水)、自民党県議団代表質問

そこで教育長にお伺いします。
 このように、学力問題の解決には、単に教える内容の質や量だけではなく、学ぶ意欲や意志の育成が大切であると考えるところであります。このことについては、私は倫理、道徳教育と深い関わりを持ってくると考えていますが、これらを育てる教育の必要性に対する見解をお伺いします。

 次に、このような学ぶ意欲や意志を育てるためには、学校や教員がその必要性を深く認識し、学校をあげて取り組むことが必要と考えますが、どのように指導していこうと考えているのか、具体的、実践的な取組方針についてお示し願います。

答弁:森山良一教育長

 児童生徒が将来にわたり目標をもち、自ら学び考える力を育てる上で極めて重要であり、確かな学力の基盤であると認識しております。その育成には、体験によって学ぶ意味を考えさせたり、目標を実現するための努力の大切さを学ばせたりする必要があると考えております。

 このため、学習意欲を大切にした日常指導や計画的・継続的な進路指導、心のノートを活用した道徳教育等の教育活動を推進しており、今後も、その一層の充実に努めて参る考えです。

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 度重なる県議会での指摘を受け、県教委も重点目標として掲げている「心のノート」の積極的活用を進めるといっていますが、県教委にも命令権がなく、出先の教育事務所の指導権限が弱い以上、徹底は難しいでしょうし、道徳を教える教師自身の資質も問題だと思います。

 同和教育が盛んな大阪の教職員団体にも人権教育より道徳教育をと考えておられる先生方もいらっしゃいます。

http://www.eonet.ne.jp/~daikyoren/page031.html

 私も人権教育のすべてを否定しませんが、階級闘争・権利闘争の色合いが濃い反権力思想が内包されていて、とても感謝の心や年上の相手に対する尊敬の念が沸き起こるものではありません。

 やっぱり人権教育より道徳教育をしっかり行ってほしいです。

 さて、いよいよ教育基本法の改正論議が具体的な政治日程に上ろうとしていますが、愛国心だけでなく、何かと解釈論争になってきた第10条の改正論議も取り組んでほしいと思います。

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コメント
この記事へのコメント
「ハンセン病問題に関する検証会議の提言に基づく再発防止検討会」という第三者機関が設置されるそうです。これは深刻な人権侵害をもたらしたハンセン病問題を教訓として、患者の権利を保護する法整備や、人権教育の強化といった再発防止策の具体化を図るというものらしいです。

しかし、その具体策というのは
・現在、明確な規定のない患者や被験者の権利を保護する法制度の整備

・患者の権利を守り被害を救済する公的機関の新設

・人権教育の拡充

というものです。公的機関の設置というのは人権擁護法と似ているので、この動きには警戒する必要があると思います。
2006/03/25(土) 16:24:09 | URL | 怪しい影 #-[ 編集]
反差別運動は利権の巣
同和教育もそうですが、差別がなくなって困るのは、差別撤廃を求めて運動してきた人々だという、パラドックスが生じていますね。

今までの利権がなくなるし、メシもくえなくなる。

従って、古い話をむしかえしたり、新しいメシの種をわざわざ作り出したり。
2006/03/26(日) 14:34:59 | URL | タンデム #-[ 編集]
TBありがとうございました。
>人権教育より道徳教育をしっかり行ってほしいです。

激しく同意致します。今の日本に欠けているのではないでしょうか…?
愛国心教育もして欲しいですよね。日本人は、もっと日本を好きになって欲しいです。
2006/03/26(日) 22:18:06 | URL | cassand #-[ 編集]
TB有難うございました~。
最近の教育に疑問を感じる次第ですが…本当に道徳教育って必要だと感じました。
特に先人を重んじる心は、本来日本人が持っているもの。それを大切にして欲しいと切に願います…
2006/03/28(火) 00:04:32 | URL | cassand #-[ 編集]
なめ猫さんの記事を引用させていただきましたので,TB致しました.
この種の記事を取り上げると,色々と左向きの風が吹くようですが,これからもどんどん切り込んでいただけたらと思います.
2006/03/28(火) 18:51:51 | URL | kousotsudr #-[ 編集]
怪しい影さま、タンデムさま、cassandさま、 kousotsudrさま御来訪有り難うございます。

新たな利権という御指摘はその通りと思います。私は同和教育の必要性は認めていますが、運動と教育が切り離されず、差別の存在を強調することで利権温存に利用されている面があることは問題だと思います。

人権教育より、道徳教育にもっとお金と労力をかけるべきと考える人は少なくないと思います。

>なめ猫さんの記事を引用させていただきましたので,TB致しました.

もののふのこころ時々拝見しております。
拙ブログの記事を御紹介いただいて有り難うございます。

皆様これからもよろしくお願いいたします。
2006/03/29(水) 23:37:52 | URL | なめ猫♪ #TAZSivxg[ 編集]
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